ハイエースを購入するとき、ガソリンにするかディーゼルにするか迷う人は多いと思います。
私が所有しているのは、7型ハイエースのダークプライムⅡ、2.8Lディーゼル・4WDです。
購入してから3年以上乗っていますが、私はディーゼルを選んで良かったと思っています。
特に気に入っているのが、2.8Lディーゼルのトルクフルな走りです。
一方で、購入価格はガソリン車より高く、DPFなどディーゼル特有の装備もあります。
そのため、「ハイエースなら絶対にディーゼルがおすすめ」とまでは思いません。
今回は実際に3年以上乗って感じた、ハイエースのディーゼルのメリット・デメリットを紹介します。
先に結論:長距離と荷物を載せる使い方ではディーゼルの力強さと軽油の燃料費に満足しています。一方、DPFとAdBlueを理解せず価格だけで選ぶのはおすすめしません。
私のハイエース
私が乗っているハイエースは次の仕様です。
- 7型ハイエース
- スーパーGL ダークプライムⅡ
- 2.8Lディーゼル
- 4WD
- 標準ボディ
- 標準ルーフ
- 6速AT
購入当時は通勤距離が片道約30kmあり、往復すると約60km。
年間走行距離が多くなることが分かっていたため、ガソリンではなくディーゼルを選びました。
ディーゼルのメリット
トルクフルな走り
3年以上乗ってきて、ディーゼルを選んで良かったと感じる一番のポイントは、燃費よりも走りかもしれません。
2.8Lディーゼルは低い回転域から力があり、大きなハイエースをグッと前に押し出してくれるような感覚があります。
トヨタの2.8Lディーゼル「1GD-FTV」は、最大トルク300N・mを1,000〜3,400rpmで発生します。トヨタもこのエンジンの力強い動力性能を特徴として挙げています。
ハイエースは車体が大きく、荷物をたくさん積むこともあります。
そんな車だからこそ、この低回転から出る力強さは相性がいいと感じています。
数値としての燃費や燃料代だけではなく、このトルク感そのものが私にとってディーゼルを選ぶ大きなメリットです。
実燃費
燃費についても満足しています。
私の2.8Lディーゼル・4WDの場合、3年以上乗ってきた実感としては10〜12km/L前後になることが多いです。
普段乗りでは10〜11km/L前後。
春や秋は12km/L前後まで伸びることがあり、高速道路ではメーター表示で最高14.7km/Lほどまで伸びたこともあります。
一方で、近距離走行や夏・冬は10km/L前後になることもあります。
燃費については別の記事で詳しく紹介しています。
軽油のメリット
ディーゼル車は燃料に軽油を使用します。
レギュラーガソリンより軽油の方が安いため、走行距離が多くなるほど燃料費の差も積み重なります。
私の場合、購入当時は片道30kmの通勤をしていました。
そのため、燃費だけではなく燃料単価の違いも考えてディーゼルを選びました。
距離をたくさん走る人にとって、この部分はディーゼルの大きなメリットだと思います。
約60万円の価格差
一方、ディーゼルには大きなデメリットもありました。
車両価格です。
私がハイエースを購入した当時、ガソリン車とディーゼル車には約60万円の価格差がありました。
60万円はかなり大きな金額です。
燃費が良く、軽油が安いからといって、ディーゼルを選べば必ず得になるわけではありません。
走行距離が多い人ほど燃料費の差によって価格差を回収しやすくなりますが、ほとんど距離を乗らないのであれば回収には時間がかかります。
さらに、数年でハイエースを売却する予定なら、燃料費だけで60万円の差を回収できない可能性もあります。
そのため、走行距離が少ない人ならガソリン車の方が合っている場合もあると思います。

3年以上乗って、一番気に入っているのは燃費よりも低回転からの力強さです。
ディーゼルの注意点
DPF
ディーゼルを検討するときに知っておきたいのが、排出ガス浄化装置です。
トヨタでは「DPR(排出ガス浄化装置)」と案内されており、排気ガス中のPM(粒子状物質)を捕集し、一定量になるとフィルターの温度を上げて堆積したPMを燃焼・除去する仕組みになっています。
このあたりについては、私自身も専門的な知識があるわけではありません。
そのため、「こう乗れば詰まらない」といったことを私の経験だけで断定するつもりはありません。
ただ、トヨタの取扱説明書には、走行距離が短い運転が連続した場合や、頻繁なアイドリングストップを行った場合などには、通常より早く排出ガス浄化装置の警告メッセージが表示される場合があると記載されています。
私がディーゼルを単純に「燃費が良いからおすすめ」と考えていない理由のひとつが、このようなディーゼル特有の装置があることです。
再生の注意点
DPFの再生が不十分になった場合についても、トヨタは対応方法を案内しています。
取扱説明書では「DPF再生不十分」の警告が表示された場合、安全な場所に停車してエンジンを停止せず、排出ガス浄化スイッチを使って燃焼処理を行う手順が記載されています。
また、「DPF再生不可」と表示された場合は、トヨタ販売店で点検を受けるよう案内されています。
このあたりは自己判断ではなく、警告が表示された場合は取扱説明書に従うのが基本だと思っています。
AdBlueも必要
2.8Lディーゼルでは、AdBlue(尿素水溶液)の補充も必要です。
トヨタによると、1GD-FTVディーゼルエンジンにはDPRに加えて尿素SCRシステムが採用されており、排出ガスをクリーンにするためAdBlueを使用しています。
ガソリン車にはない部分なので、これもディーゼルを所有するうえでは知っておきたいポイントです。
ただ、私自身は3年以上所有していて、AdBlueが理由でディーゼルを選んだことを後悔したことはありません。

ディーゼルには満足していますが、DPFとAdBlueまで理解して選ぶ方が後悔しにくいと思います。
誰に向いている?
私が3年以上乗ってきた経験から考えると、ディーゼルのメリットを生かしやすいのは、ある程度走行距離が多い人だと思います。
私自身も購入当時は片道約30kmの通勤がありました。
燃費が良く、軽油を使えるので、走行距離が増えるほど購入時の価格差を回収しやすくなります。
そして燃料費以上に気に入っているのが、2.8Lディーゼルのトルクフルな走りです。
反対に、年間走行距離が少なく、近距離中心で、数年後には売却する予定という人なら、約60万円高かったディーゼルを選ぶメリットがどこまであるかは考えた方がいいと思います。
ディーゼルが向く人・慎重に考えたい人
長距離走行が多く、トルクを重視する人には検討価値があります。短距離の繰り返しが中心で、排出ガス浄化装置の管理を負担に感じる人は、ガソリン車も同じ条件で試乗・見積もりしてください。警告表示や操作は年式で異なるため、トヨタ公式取扱説明書を優先します。
- 年間走行距離と1回あたりの走行時間
- 積載量や坂道を走る頻度
- エンジン音と走りを試乗で確認
- DPF・AdBlueの管理を続けられるか
3年以上乗った結論
私自身は、もう一度ハイエースを購入するとしてもディーゼルは有力な候補になります。
燃費が良いことや軽油が使えることもありますが、やはり一番好きなのは2.8Lディーゼルの力強い走りです。
大きなハイエースを低回転からグッと走らせてくれる感覚は、3年以上乗った今でも気に入っています。
ただし、購入時にはガソリン車より約60万円高く、DPFやAdBlueといったディーゼル特有の装備もあります。
だから私は、「ハイエースならディーゼル一択」とは思っていません。
長距離をよく走るのか。
近距離中心なのか。
何年間乗る予定なのか。
そして、ディーゼルの走りに約60万円の価格差を払う価値を感じるのか。
ここまで含めて選ぶものだと思います。
私の場合は走行距離が多かったことに加えて、このトルクフルな走りが気に入っているので、3年以上乗った現在もディーゼルを選んだことには満足しています。
ディーゼルの燃料代や消耗品代まで含めた実例は、年間2万km走るハイエースの維持費でまとめています。
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